Cybersecurity Management News

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サイバーセキュリティ人材の不足

サイバーセキュリティ人材が不足しているという話題はもはや新しいものではありません。2016年5月19日付の日経新聞では、経産省の調査結果として、サイバー攻撃などに対処できるサイバーセキュリティの専門人材が2020年に20万人近く不足すると報じられました。

www.nikkei.com

この調査結果によると、現在、サイバーセキュリティに関わる人材が日本国内に28万1千人いるとのことです。また、2020年までには37万1千人にまで増える見込みではあるものの、それでも19万3千人が不足するだろうといわれています。

一方で、サイバーセキュリティ人材不足問題については、少し違った見方もあります。GartnerのSr Research AnalystであるSam Olyaeiは「サイバーセキュリティ人材の不足...は神話?」と題する記事をGartnerのブログに投稿しています。

blogs.gartner.com

この記事の中で、Olyaei氏は人材不足そのものを否定している訳ではないものの、求人を行う企業・組織側の問題について触れています。

様々な求人に目を通していると、募集要項の長いリストが目につく。例えば、セキュリティ・アーキテクトに定期的なVMスキャンの実行責任および説明責任を求めている。別の例では、エントリーレベルのサイバーセキュリティ・アナリストにCISSPと5〜7年の経験を求めている。 (抄訳)

Olyaei氏は、企業・組織側があまりに人材の確保が難しいことから1つのポジションに色々な仕事を詰め込もうとしており、その結果、求人と人材のミスマッチが生じていると問題を指摘しています。

この解決策として、企業・組織側はもっと柔軟な条件で人材の募集を行うことや、サイバーセキュリティの素質を持った専門外の人材を社内外から確保すること、地元の大学や自治体と協力して学生へのトレーニングを行うことなどをあげています。

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